1年のほこりを払って新年へ 城の外壁に張り付き、すす払い
長野県諏訪市高島公園の高島城で20日、年末恒例のすす払いが行われた。市観光課の職員4人が石垣や外壁に張り付くようにして、ほうきでこの一年のほこりを落とした。 【写真】高さ12メートル、安全ベルト付けて 市職員はヘルメットや安全ベルトを身に着け、高さ約12メートルの石垣の上で作業。長さ約3メートルのほうきで軒についたほこりを落とした。所々にクモの巣もあり、ほうきを回して巻き取った。 市によると、高島城には今年4~11月に5万6246人が訪れた。前年同期より約1万1千人増え、新型コロナウイルス流行前の2019年を上回る水準になった。 この日の作業で汚れが取り除かれ、市観光課の寺島和雄課長は「観光客も増えている。入念な掃除で新たな年を迎えられる」と話していた。