「カゲマス」開発元が“コスプレRPG”に挑戦…放送中のアニメと連動、事前登録100万突破で業績回復狙う
モバイルゲームの企画開発を行うAiming(エイミング)は2日、明日9月3日(火)にサービスを開始するスマートフォン向けゲーム『2.5次元の誘惑 天使たちのステージ』の事前登録者数が全世界100万人を突破したことを発表した。 【画像】明日正式リリースの「にごリリ」運営元、直近業績&ゲームの概要を1枚でまとめ 『リリステ』とは、本年7月よりテレビアニメが放送中の『2.5次元の誘惑(リリサ)』を原作とする新作タイトル。ジャンルは「コスプレバトルRPG」としており、アニメで描かれる奥村正宗(cv.榎木淳弥)や天乃リリサ(cv.前田佳織里)たちが繰り広げる熱血青春ストーリーを追体験できる内容になるという。 TVアニメの放送と連動して毎週更新される本編に加えて、原作者の橋本悠先生公認のゲームオリジナルストーリー「2.5 次元の愛情(まゆり)」を展開。プレイスタイルのひとつ「コスプレバトル」では、ポーズでライバルや観客の心を動かして勝利を目指し、作中でお馴染みのポーズはもちろん『リリステ』でしか見られないポーズや複数人での「併せ」も楽しめるという。 今作の「アニメ連動型」というストーリー展開は、過年度にリリースした同社タイトル『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』と類似する。同作のヒットについて、同社代表は前年度に「誰も想像しなかったほどの大きな成功」「アニメの評価もよく、我々のゲームの評価もよく、すべての数字が好調だった。」とコメント。「リリステ」においても「カゲマス」で培ったのノウハウを活用すると述べていた。
委員会の3/4を出資…カゲマスモデルでヒット狙う
また、同社は先日、ゲームの配信開始に合わせる形で「2.5次元の誘惑 天使たちのステージ 製作委員会」を同社子会社に設置することを決定。IPを用いたコンテンツは複数社による出資などが見込まれるが、Aimingは同委員会の75%を出資していた。 同社は7月に発表した2024年12月期の半期決算によれば、営業利益は▲7.48億円となり、4.19億円をつけた前年同期から赤字転落になった。2Q単体での減収要因について『ドラゴンクエストタクト』の売上反動や『カゲマス』の経年及びアニメ終了の影響があるとしていた。事前登録が100万を超え、期待が高まる今作による業績回復にも期待したい。 ©橋本悠/集英社・リリサ製作委員会 ©Aiming Inc.
編集部 アニメ情報担当