衆院選、注目の数字…【233】自公で過半数維持・【44】非公認・重複なし選挙区・【310】改憲勢力「3分の2」
論議進展も
憲法改正の国会発議に必要な、総定数の3分の2にあたる310議席も焦点となる数字だ。
通常国会の衆院憲法審査会で、緊急事態条項創設に関する条文案作成に賛同した自民、公明、日本維新の会、国民民主各党と無所属会派の勢力は合計310議席を超えていた。首相は4日の所信表明演説で「在任中の発議実現を目指す」と述べており、改憲に前向きな勢力で引き続き3分の2以上の議席を占めることができれば、改憲論議の進展が期待される。
ただ、自民や維新が積極的な自衛隊明記には公明内で慎重意見が根強いなど、具体的な改憲項目については、改憲勢力の中でも必ずしも足並みがそろっていない。