上白石萌音&池田エライザ、音楽で結ばれた仲良し2人が音楽特番でMCタッグ「エモいね!」「エモいです」
■緊張感が途切れそうで「めちゃめちゃ心配(笑)」 ――仲の良い友人同士で番組の司会をやるというのはなかなかないケースだと思いますが、プライベートのおふたりの感じになって緊張感が途切れてしまう心配はありますか? 池田:めちゃめちゃ心配しています(笑) 上白石:ずっと「生放送中」ってでっかく書いて見えるところに置いてほしい(笑)。ヘラヘラしちゃいそうだよね。 池田:ずっと見つめ合って話しちゃうかも(笑) ――4時間もやっていくとつい、いつもの感じが出ちゃうかもしれないですね。 池田:そうなんです。放送までに1回遊べたらいいね。 上白石:遊びたいよね。カラオケで全力練習しよう!絶対行こう! 池田:なるべくステージとスタンドマイクとミラーボールがある部屋で、1回そこで見せ合って、批評会やろう(笑) 上白石:忌憚なきご意見を(笑)
エライザから不意に出る「エラ男(えらお)」
――普段のおふたりはどういう関係なのですか? 池田:ちょうどお互い五分五分で話してる感じですね。ほぼ同世代で、お姉ちゃんになったり妹っぽくなったり、臨機応変な気がします。 上白石:でも、不意に「エラ男(えらお)」が出るんですよ。 池田:エラ男ね。 ――何ですかそれ(笑) 上白石:2人で買い物をしていた時、急に雨が降ってきて傘を持っていなかったんです。そしたら、上着を傘代わりにして肩を抱いて、濡れないようにしてくれたんですよ! 池田:背が男性の平均身長ぐらいあるので、そういう役回りをしがちなんです。お兄ちゃん2人・弟1人なので、なぜか自分もジェントルにっていう感じで育っちゃって(笑) 上白石:カッコいいんだよなあ。 ■ギュッと近づいたきっかけは… ――出会いはドラマ『ホクサイと飯さえあれば』(17年、MBS)だと思いますが、ここまで仲良くなったきっかけは何だったのですか? 上白石:私、覚えてるよ。 池田:ギュッと近づいたのは……じゃあ、「せーの!」で言う? 2人:せーの!『ハイスクール・ミュージカル』! 上白石:ちっちゃい時からお互い大好きだったんだよね。その話になって。 池田:撮影中に屋根裏部屋みたいなところで待機していて、2人きりでいることも多かったので、ボソボソとお互いのことを話していたら、ミュージカル映画が好きだってなって、2人で歌ったりとかして。やっぱりきっかけは音楽でしたね。 上白石:そうだったね。 池田:それから育った環境とかを話し始めて、意外と近い部分があるなと思って、仲良くなりました。 ――音楽に導かれて仲良くなって、こうやって大きな音楽特番で一緒にMCをするというのは、感慨深いですね。 上白石:エモいね! 池田:エモいです。 ■しっかりと落ち込んだ時間のあった1年 ――気づけばもう年末ということで、今年を振り返ってどんな1年でしたでしょうか。 池田:今年はお芝居をしていましたね。 上白石:めちゃくちゃ見たもんなあ、エラちゃん。 池田:そんなにスケジュールを縫うほどたくさんの作品に出たわけじゃないんですけど、「自分はこんなにできないのか」って初めてお芝居で落ち込んだこともあって、難しさを感じたし、楽しさも感じた年でした。集中して濃い1年だったから、勉強がいっぱいありました。来年は音楽もコツコツ作っていこうと思います。 上白石:私もしっかり落ち込む時間がほどよくあって、結構ダウナーな時間が多い年でした。今までは落ち込む暇があまりなかったのですが、「どうぞ落ち込んでください」の時期ができた分、自分の実力と膝をつき合わせて向き合うことができた1年でした。同時に今年はやっと生活を大事にできた年でもあったので、私も充実していました。そして、変わらず音楽にたくさん支えられた年でした。
中島優