能登半島地震・石川県内の関連死229人、直接死を上回る…平成以降の災害で3番目の多さに
石川県の3市町は22日、男女計15人を能登半島地震の災害関連死に認定したと発表した。県内の関連死は229人となり、直接死の227人を上回った。2016年の熊本地震による関連死(222人)も超え、平成以降の自然災害では11年の東日本大震災、1995年の阪神大震災に次いで3番目の多さとなった。 【3Dモデル】85キロにわたって海底隆起、凄まじい地震のパワー
発表によると、新たに認定されたのは輪島市の6人、能登町の5人、穴水町の4人。年代が公表された11人のうち、10人が80歳代以上だった。穴水町の80歳代男性は、地震によるストレスや約1週間の車中泊、断水下での生活などで心身に負担がかかり、肺炎で死亡したという。県によると、15人のうち1人は自殺だった。
富山、新潟両県での関連死を含め、能登半島地震による死者は計462人となった。