【ESGまとめ読み】ゴールドマン脱退、シティがアナリスト削減など
(ブルームバーグ): 押さえておきたい世界のESG(環境・社会・企業統治)主要ニュースをまとめ読み(11月30日~12月13日)。
CAT債、ファンドの保有額が急拡大
カタストロフィー(CAT)債を保有する投資家が急増している。例年に比べ極めて活発だったハリケーンシーズンを好調なリターンで切り抜けたことが背景にある。
ゴールドマン、銀行業界の主要気候変動対策グループ脱退
ゴールドマン・サックス・グループは、銀行業界の主要気候変動対策グループ「ネットゼロ・バンキング・アライアンス(NZBA)」から脱退する。規制の複雑化が進むとともに米国の政治的な攻撃が強まる中、金融業界の主要企業の間ではこうした団体への所属を見直す動きがある。
シティグループ、ESGアナリストなど削減
米銀シティグループはESGおよび気候に関するリポートを専門とするチームのアナリストを約5人減らした。事情に詳しい関係者が明らかにした。
JPモルガン、「トランジションファイナンス」の波に乗らず
米銀最大手のJPモルガン・チェースは、ウォール街の多くの同業者が取り組んでいるトランジションファイナンスのトレンドに背を向けている。トランジションファイナンスは、経済における炭素排出削減に最終的に役立つ活動への資本配分を指す言葉だが、規制のグレーゾーンに位置している。
米環境債発行は低調続く公算大、妙味低下-ティー・ロウ
米国におけるグリーンボンド(環境債)発行は、発行企業にかつてのような妙味がなくなったため低調が続く可能性が高い。ティー・ロウ・プライス・グループのポートフォリオマネジャー、マット・ロートン氏がブルームバーグとのインタビューでこうした見方を示した。
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