チャールズ3世、ガンに罹患。イギリスメディアはどう報じている?
夜遅くに発表された、国王チャールズ3世の健康に関するニュースは、イギリスとイギリスの各紙を揺るがした。イギリス国内の反応を見てみよう。 【画像】写真で見る国王チャールズ3世の生涯 「国王がガンに罹患した」と『デイリー・メール』と『ザ・タイムズ』が大見出しで報じた。この重大なニュースには華やかさは必要ない。この発表はイギリスの全ニュースサイトで大きく取り上げられている。「国王の健康に向けた戦い」という見出しで、『デイリー・ミラー』が報じている。バッキンガム宮殿は夜の初めに発表したが、国王チャールズ3世はがんの詳しい内容は明らかにされていない。『ザ・サン』は、「前立腺検査の際に発見された」と報じている。
家族の連帯感
発表直後、国王チャールズ3世の周りの人々に関する記事が急増し、内部の諍いはあるにしても、国王の側で結束している。『ザ・サン』は「ハリー王子が父の診断後、英国に向かう」との見出しで報じた。「がんの治療中に国王チャールズ3世に代わることができる7人の王室のメンバー」という『デイリー・ミラー』の見出しもあった。そして、心配をほのめかす言葉を忘れずに、「国王、どうか早く回復してください。国はあなたを必要としています」と、サラ・ヴァイン記者が『デイリー・メール』に寄せた社説には書かれていた。
text: Par VD (madame.lefigaro.fr)