誰も住んでいない実家。なかなか帰れないので「放置」してしまっていますが、このままだとどうなりますか?
空き家を放置することで起こり得るリスク
空き家を放置することで、以下のようにさまざまなリスクが起こります。 ・建物の劣化が理由による倒壊 ・害虫や害獣の繁殖 ・不審者による不法侵入 ・庭やゴミの散乱による景観の悪化 ・固定資産税の納付 空き家の状態になっているにも関わらず、放置し続ければ、地域の治安が悪化したり近隣住民に迷惑をかけたりします。また、空き家を維持していれば使用しているかどうかは関係なく固定資産税を納付しなければなりません。 自治体は空き家の所有者に対して、指導や命令、勧告を行うことが可能です。空き家の補修や解体を命じても所有者が応じなければ、行政による執行や50万円以下の過料が科せられるため(空家等対策の推進に関する特別措置法 第三十条)、速やかに対策を検討しましょう。
実家の空き家リスクを理解したうえで適切な対策を検討しよう
1年以上誰も住んでいない、住んでいなくても人の出入りがない、掃除や管理がされていない、使用していないといった状態ならば、空き家と判断される可能性が高いです。空き家を放置したままでいると、近隣の住民とトラブルが起きたり、犯罪に使用されたりするなどのリスクが発生します。 将来的に空き家を使用する予定がなければ、解体してさら地にする、売却を行う時期なのかもしれません。家族同士で話し合いを行うなどして空き家をどうするべきか対策を検討してください。 出典 国土交通省 空き家の実態について調査します! e-Gov 法令検索 空家等対策の推進に関する特別措置法 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部