日医の釜萢氏、参院選擁立へ 自民公認方針、コロナ分科会委員
日本医師会(日医)の政治団体の日本医師連盟(日医連)は2025年の参院選に、政府の新型コロナウイルス感染症対策の分科会委員を務めた日医常任理事の釜萢敏氏(70)を組織内候補として擁立する方向で最終調整に入った。30日の執行委員会で正式決定し、自民党に比例代表候補として公認申請する方針。関係者が25日、明らかにした。 自民党は内規で比例候補の「70歳定年制」を定めているが、釜萢氏は特例として公認する考えだ。近年、日医の集票力が低下しているのを踏まえ、新型コロナ対策で知名度を高めた釜萢氏の擁立に傾いたとみられる。 現職の組織内議員の羽生田俊氏(75)は今期限りで引退する。