ミズノ社のイベントに参加した平野美宇

　卓球女子の平野美宇（24＝木下グループ）が〝リベンジ宣言〟だ。 　年長者として挑んだパリ五輪は団体銀メダル、アジア選手権では団体金メダルに貢献。確かな存在感を示す一方で、年下選手の台頭を改めて実感しているという。WTTチャンピオンズ・モンペリエは直近の世界ランキングで8位に浮上した大藤沙月（ミキハウス）に0―3、WTTチャンピオンズ・フランクフルトでは同6位の張本美和（木下グループ）に1―3で敗戦。ブランドアンバサダーを務めるミズノ社の都内でのイベントに12日に出席した平野は「すごいノビノビとやっている。私の16歳、17歳の時を思い出す。日本の卓球界にとってはいいこと」と印象を語ったが、悔しさもある。 【写真】胸中を語る平野美宇 　大藤、張本らは世界選手権や五輪など、国際大会の代表の座を争うライバルでもある。「例えば世界選手権だったり、他の大会でメダルを取るとかを考えたら、そういう選手に勝っていかないと。そのためにどうしたらいいかを考えていけば、まだチャンスは全然あると思うので、そういう気持ちでやっていきたい」と闘志を燃やす。 　20日には世界ランキング上位16人が出場するWTTファイナルズ福岡（福岡・北九州市）が開幕する。「年齢はそんなに関係ないなとか思いつつ、負けたくない」。伸び盛りの若手たちに先輩の実力を見せつける。