国際理解教育や多文化共生を進める連携協定を結んだ桂川市長（左）と青木社長＝亀岡市役所

　京都府の亀岡市は、JR亀岡駅北側に本社を移転した「キャンバスゲート」と、国際理解教育と多文化共生を進める連携協定を締結した。同社は、米国や東南アジアから日本での留学や就労を希望する学生らを受け入れており、市内での交流やホームステイなどを進める。市立中学生らの海外派遣でも協力する。 　青木一芳社長が市役所を訪れて、桂川孝裕市長と協定書を交わした。 　青木社長は、再来年にも本社内に日本語学校を開設する計画も紹介。「海外からたくさんの方に亀岡に来てもらう。交流する学校など、いろいろ紹介してもらえれば」と話した。 　同市は、オーストリアや米国、中国などの姉妹・友好都市に中学生を派遣している。桂川市長は「時間や費用面で訪れやすいアジアへの派遣も考えている。海外の壁が低くなり、子どもたちがいろいろな夢や希望をもてるようにしたい」と、タイやベトナムなどアジア事業を強化する同社との連携に期待した。