香川高と付属中弓道部が全国制覇の喜び報告 「3年間の努力実った」【宇部】
全国高校総体の弓道男子団体で優勝した宇部フロンティア大付属香川高のメンバー7人と、全国中学校弓道大会の女子団体を制した同大付属中のメンバー4人が28日、市役所に篠﨑圭二市長を表敬訪問し、全国制覇の偉業を報告した。 高校、中学ともに初出場初優勝の快挙。篠﨑市長は「高校生は出場の際にも来ていただいたが、チームの雰囲気がとても良かったのを覚えている。優勝という目標をこの場でも掲げ、有言実行されたのは素晴らしいこと。中学生も先輩たちに続いての優勝で、本当におめでとう。市民に元気を与える皆さんの活躍をうれしく思う」と健闘をたたえた。 高校の藤重裕哉主将(3年)は「各自が集中して弓を引くことができたのが勝因。3年間の努力が実った」、中学の近藤雪乃主将(3年)は「全国に出るだけでもうれしかったので、優勝した時は信じられなかった。楽しく普段通りに引くことができたのが良かった」と振り返った。 指導する藤本秀夫教頭は「21年目でたどり着いた全国制覇。優勝した時は大泣きするかと思ったが、涙も出ず本当に勝ったんだという不思議な気持ちだった。中学は創部10年。まさか勝つとは思っていなかった。高校男子が勝ったことも彼女たちの力になり、いい方向に働いたのだと思う」と話した。