<塩野瑛久>大河ドラマでは初 「光る君へ」一条天皇役で“龍笛”の生音披露 「心をはっきりと映す楽器」をどう身に着けた?
さらに、一条天皇と母・詮子との関係性も気になるところ。一条天皇の立場を利用しようと思えば、いくらでも利用できるであろう詮子の、でもそれだけじゃない、母としての愛情を前に、塩野さん自身「政治のこと、母上のこと、定子とのこと、感情がごちゃごちゃになって整理がつかない感じになった」シーンもあるという。
詮子役の吉田さんとの共演から、大いなる刺激も受けたと話す塩野さん。
「言葉を選ばずいうと、キャリアを重ねれば重ねるほど、どこかでないがしろにしがちな部分ってあったりすると思うんですけど、吉田さんはそういったところが一切ない。ドライ(リハーサル)の段階で本番さながらの感情をぶつけてこられた吉田さんにはリスペクトしかなくて。こんな俳優になりたいと素直に思えて、これから好きな俳優聞かれたら『吉田羊さん』って答えようと決めたくらいほれぼれしました」