【保護者のベルマーク作業】1年間、作業をした結果、ボール2個だけを交換することになりました。募金を通じて集めた方が効率的なのでしょうか?
ベルマークは、多くの幼稚園、小学校、中学校など、のPTAで取り組みが行われています。生徒から集めたベルマークを分類・集計し、ベルマーク事務局に送付する、という一連の作業を行うのは、PTAに加入する保護者です。 しかし、「ボール2個だけしか交換できなかった」など、労力がかかる割にメリットを感じられないケースもあり、ベルマーク運動を続けることに疑問を感じている人もいるでしょう。 そこで本記事では、ベルマーク運動の目的や注意点などについて解説します。
ベルマーク預金は1点1円で換算
ベルマークとは、ベルマークの協賛会社の商品を購入したときに付いている「鐘(ベル)のマーク」のことです。 切り取ったベルマークを集計してベルマーク教育育成財団へ送ると、1点1円で換算されベルマーク預金として利用できるようになり、以下のような協賛会社の商品を購入することができます。 ・ピアノなどの楽器 ・児童図書、辞典、学習参考書 ・プログラミング学習教材や書画カメラ ・テレビ、液晶プロジェクター、加湿器 ・掃除機、ミシン、冷蔵庫 ・電子時計やストップウオッチ ・ボール、一輪車、体育器具 ・ユニフォームや給食衣 こうしたベルマーク運動は、全国の小学校の約7割、中学校の約6割が参加しており、PTAや公民館などにより作業が行われています。
ベルマーク運動には2つの目的がある
ベルマークは1点1円のため、協賛企業の商品と交換できるまでには時間がかかります。そのため、手っ取り早くお金を集めるのであれば募金のほうが有効と考える人もいるでしょう。しかし、ベルマーク運動には「自分たちの学校づくり」のほかに、「お友達への教育援助」という目的もあります。 ベルマーク預金で購入した金額の10%はベルマーク財団へ寄付され、被災した学校やアジアの子どもたちの教育をサポートするNPO団体などを援助するための資金として使用されます。このように、ベルマークを通じて社会貢献できるという点が、多くの学校でベルマーク運動が行われている理由一つであると考えられるでしょう。