山本譲二、74歳にして初めて“お渡し会”に挑戦 購入者が来るか心配も「缶バッチをつけてあげたい」
今後の目標「夢というよりは希望は持っていたほうがいいかなと思う」
歌手の山本譲二が22日、東京・タワーレコード渋谷店で行われた『デビュー50年目、山本譲二。「俺にはお前が最後のタワレコ」ポップアップショップ開催記念取材イベント』に出席した。 【写真】TikTokアカウントを開設…山本譲二&松居直美の2ショット 今年歌手デビュー50周年の節目を迎えた山本の周年を記念して、同所にて24日まで“デビュー50周年記念ポップアップショップ『俺にはお前が最後のタワレコ』”を開催。「なんのこっちゃ分からない」山本のために、スタッフ一同、山本の50年の集大成を魅せるべく、人となりや活動が一目でわかる特大パネル、新作グッズ、そして実際に着用していた衣装を着て写真が撮れる“#なりきりジョージコーナー”も用意した。 同ポップアップショップを開催すると聞いた際の心境を聞かれた山本は「タワーレコードさんが2週間も僕のコーナーを作ってくれたということに感謝しています」と吐露し、同取材会のあとには、対象商品を購入したファンへ、特製のメタル缶バッジを作成し、山本が50人のファンへ直接お渡しするイベントを行う予定となっているが「『買ってくれた方と2ショット写真を撮ってくださいね』、『OK』ということで、とりあえず山本譲二っぽく来たんですけど、(エプロンを)着させられた瞬間にそれは捨てました(笑)」と茶目っ気たっぷりに笑った。 また、ファンとの触れ合うことについて山本は「僕は何も知らないで来たので、マイクもないし、お客様に歌を1曲でも歌って恩返ししようかなという気持ちで来たんですけど、それもしなくていいとのことなので、ぼーっとしています」と吐露し、74歳にして初めてお渡し会に挑戦する意気込みを聞かれると「買ってくれる人いるのかな。そっちが心配です。買ってくださる方がいるんだったら、一生懸命、缶バッチをつけてあげたいですし、女性だったら……」と声を弾ませた。 改めて、デビュー50周年を迎えた感想を求められると「サッというと、北島(三郎)のオヤジと巡り会えて、女房と巡り会い、吉幾三と細川たかしに支えられて頑張れた50年かなと思います」と感慨深げに語り、今後の目標については「夢というよりは希望は持っていたほうがいいかなと思うんですね。希望を持ってないと生きていても面白くないと思うから、ささやかな希望は持っていたいですね。その希望は、その日その日によって変わってくるので、今日の僕の希望はこの一瞬を大事に、うまくこなしていければなということです」と語った。 また、いつまで歌手活動を続けたいか質問されると「孫が今7歳で、10年たつと17歳で高校2年生か3年生になるので、どんな孫になっていくのか、どんな大人になっていくのか見てみたいし、見守っていたいので、大変申し訳ないんですけど、あと10年は歌わせてください」と目を輝かせた。
ENCOUNT編集部