エリザベス女王の葬儀でガーズマンを務めた近衛兵、ミスター・ワールドのイギリス代表に選ばれる
ミス・ワールド機構が主催する美男子コンテスト、ミスター・ワールドの世界大会が11月にベトナムで開催される。それに先立ち、各国の代表が続々と決定しているが今週イギリスの優勝者が決定した。エリザベス女王の葬儀でガーズマンを務めた歩兵がイギリス代表に選出されたことが明らかになった。 【写真】世界のロイヤル・要人が見守ったエリザベス女王の葬儀のすべて
選ばれたのはイギリス軍の歩兵連隊コールドストリームガーズに所属しているマニュエル・アルカンタラ・ターナー、22歳。150人の中から12人のファイナリストに選ばれた後、キャットウォークやファッション写真の撮影、ミス・イングランドによるインタビューによる最終選考を勝ち抜き優勝した。イギリス軍に所属する人物が代表に選ばれるのはターナーが初。新聞「テレグラフ」が報じている。
ターナーは16歳のときに入隊。現在はウィンザー城近くにある兵営に配属されている。2022年6月のプラチナジュビリーの行事の1つとして開催され、エリザベス女王にとって最後になったトゥルーピング・ザ・カラーや、9月に行われた女王の葬儀、2023年5月のチャールズ国王の戴冠式でガーズマンとしての任務についている。ターナーは優勝後「私が望むのはイングランドのために身を捧げること。これはミスター・イングランドにふさわしいと思う」とコメント。「優勝できて本当に光栄だ。国を代表し、みんなの誇りになれるように頑張りたい」。
ターナー(写真右)が美男子コンテストに出場するのは今回が初めてだという。「こういうことはこれまでしたことがなかったので、とても緊張した。でも自分はカリスマ性のあるタイプだと思っている」と自信をのぞかせている。また「職場も代表として選出されたことを評価してくれるだろう。念のために確認したので、仕事を休むことは問題ないだろう」。このユニフォームを脱いでベトナムに行くのに問題はなさそう。
世界大会は11月5日から始まり、23日にミスター・ワールドが決定する。ちなみに前回の大会ではイギリス代表のジャック・ヘスルウッドが優勝している。今年は誰が世界一の美男子の栄誉に輝くのか、続報を待ちたい。