トゥヘルにはパルマーをイングランド代表の中心に据えてもらいたい 代表OBは「彼を中心にチームを作らないのは愚か」
パルマーのトップ下起用がベスト?
前節のトッテナムVSニューカッスルを現地視察するなど、イングランド代表では本格的にトーマス・トゥヘル体制がスタートした。クラブシーンでチェルシーやパリ・サンジェルマンなどビッグクラブを指揮してきたトゥヘルがどんなイングランド代表を作り上げていくのか世界が注目していることだろう。 ただ、世界とイングランドのサッカーファンの間で1つの考えは一致しているのではないだろうか。それはチェルシーで活躍するMFコール・パルマーを中心にチームを構築してほしいというものだ。 イングランドの2列目にはジュード・ベリンガム、ブカヨ・サカ、フィル・フォーデンなどワールドクラスのタレントが揃うが、その中でも得点に関与する部分においてパルマーの力は特別だ。得点力ではベリンガムも負けていないが、長短のパスで自在にチャンスを作り出していくパルマーの力はベリンガムも持っていないものと言える。 元イングランド代表選手であるクリス・ワドル氏も、パルマーを中心に据えてほしいと考えている人物の1人だ。 「パルマーは常に注目を集める。彼は創造性に富んだ素晴らしい選手だ。この創造性こそフットボールの世界で最も難しい部分なんだよ。彼はどの選手よりもパスコースが見えている。彼を中心にチームを作らないのは愚かだよ」(英『METRO』より)。 トップ下でパルマーに自由を与えるのが最もシンプルな起用法だが、その場合はベリンガムをどこで起用するのかなど、トゥヘルも頭を悩ませるに違いない。 ガレス・サウスゲイト前体制のイングランド代表は退屈なゲームが多いなんて言われることもあったが、パルマーの創造性はそれをぶち壊す力がある。トゥヘルには何とかパルマー、ベリンガム、サカ、ハリー・ケインらの能力を引き出す最適解を導き出してほしいところだ。
構成/ザ・ワールド編集部
【関連記事】
- ドイツの天才MFと期待された男はカタールの地で《26戦13ゴール》と大暴れ 今も5大リーグで通用するであろう31歳・テクニシャンの選択
- サラー、ハーランド、それともパルマーやイサクか ハーランドのペースダウンで荒れてきたプレミアリーグ得点王争いを制するのは誰だ
- 今季のサラーは31ゴール13アシスト記録した2013-14シーズンのルイス・スアレスをも超えている? すでに18ゴール13アシストと手がつけられず
- リール行きが決まりかけていた中でのアーセナル移籍「電話も何もなかった」 アーセナルにとって大失敗となった元韓国代表FWの補強
- チームも個人パフォーマンスもプライベートも絶好調 N・フォレストでブレイクのギブス・ホワイトのパートナーは人気インフルエンサー