ネットで話題の韓国射撃選手、暗殺者役で俳優デビューへ
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【9月24日 AFP】パリ五輪の射撃女子10メートルエアピストルで銀メダルを獲得し、その技術と落ち着いた物腰で世界的な人気を集めた韓国のキム・イェジ(Kim Ye-ji)選手が、暗殺者役で俳優デビューを飾ることになった。 パリ五輪で超冷静な振る舞いを披露し、ワイヤフレームの射撃用眼鏡と野球キャップを装着した姿と合わせて大きな話題を呼んだキム選手は、その射撃映像がネット上で拡散され、実業家でX(旧ツイッター)のオーナーでもあるイーロン・マスク(Elon Musk)氏らセレブからも称賛を集めた。 韓国ソウルに拠点を置くエンターテインメント会社アジアラボ(Asia Lab)の広報担当者は、AFPの取材で、キム選手が今度は映画プロジェクト『Asia』のスピンオフ短編シリーズ『Crush』で暗殺者を演じることが決定したと述べた。 同社は別の声明で、共演者はインド出身の女優アヌシュカ・セン(Anushka Sen)さんであると発表。「キム・イェジとアヌシュカ・センが、新たにキラーコンビに変身することから生まれる潜在的な相乗効果」を目撃することに興奮していると述べた。 キム選手はパリ五輪で銀メダルを獲得して以降、5月にアゼルバイジャンの首都バクーで開催された射撃のW杯(ISSF World Cup)でのショートクリップがネット上で拡散されており、ファンアートや無数のミーム、そしてKポップに合わせて編集された複数の動画が生み出されている。 競技活動以外のマネジメント支援を受けるため、キム選手は8月に韓国のタレントエージェンシーと契約し、それ以降は雑誌の撮影でルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のモデルなどを務めている。 映像『Crush』でのキム選手の出演シーン、20日提供。(c)AFPBB News