17歳アンドレーワ 全仏OP準決勝の雪辱果たし8強、世界1位と初対戦へ「自信ある」<女子テニス>
シンシナティ・オープン
女子テニスのシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、WTA1000)は日本時間17日(現地16日)にシングルス3回戦が行われ、17歳で世界ランク24位のM・アンドレーワが第5シードのJ・パオリーニ(イタリア)を3-6, 6-3, 6-2の逆転で破り、同大会初出場でベスト8進出を果たした。 【シフィオンテクらシンシナティOP組合せ】 アンドレーワは今大会、1回戦で第11シードのE・ナヴァッロ(アメリカ)、2回戦で世界ランク45位のKa・プリスコバ(チェコ)を下し3回戦に駒を進めた。 先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準決勝で敗れたパオリーニとの顔合わせとなった3回戦の第1セット、アンドレーワは先にブレークを果たすもその後2度のブレークを許し先行される。 それでも第2セット、アンドレーワはファーストサービス時に94パーセントの確率でポイントを獲得し相手にブレークポイントを与えず、リターンゲームでは第8ゲームでブレークを奪い1セットオールに追いつく。 迎えたファイナルセット、勢いに乗ったアンドレーワは第1ゲームと第5ゲームでブレークに成功しパオリーニを突き放す。第6ゲームで1度のブレークバックは許したものの、直後の第7ゲームで再びブレークを奪ったアンドレーワは、2時間で8強入りを決めるとともに、パオリーニに対し全仏オープンの雪辱を果たした。 勝利したアンドレーワは準々決勝で世界ランク1位で第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)と初めて対戦する。シフィオンテクは3回戦で第15シードのM・コスチュク(ウクライナ)を下しての勝ち上がり。 女子テニス協会のWTAは公式サイトにシフィオンテク戦に臨むアンドレーワのコメントを掲載している。 「ようやく彼女(シフィオンテク)と対戦できるチャンスが得られてとても楽しみ。彼女はもちろん信じられない選手。今年も四大大会で優勝し、オリンピックでは銅メダルを獲得した。彼女は素晴らしい選手で、自信に満ちている」 「でも私も同じで、ここでいいテニスをしていて少し自信もある。だから明日がどんな試合になるかすごく楽しみ。この試合が面白いものになることを願っているわ」 才能溢れる17歳のアンドレーワが女王シフィオンテクに対しどのような試合をみせるか、注目される。
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