被災の輪島市町野のスーパー仮営業 近所で買い物、客「助かる」
奥能登豪雨で被災し、休業していた輪島市町野町粟蔵の「もとやスーパー」が11日、仮営業を始めた。片付けを終えた店内の一角にパンや調味料、酒など約50種類の商品を置き、51日ぶりに来店客を出迎えた。 営業を再開したのは店全体の約6分の1のスペースで、正午すぎに開店した。買い物に訪れた瀧口章子さん(76)=町野町大川=は「これまで輪島市中心部へ出掛けていたので大変助かる」と笑顔を見せた。 元日の地震直後から住民の暮らしを支えるべく営業を続けていたが、9月の豪雨で濁流や大量の流木が店に流れ込み、関係者やボランティアが片付けなどを進めていた。営業時間は午前8時~午後6時で、30日には品ぞろえを元に戻す「復活オープン」を予定している。