阪神・森下、開幕暗雲 20日ソフトバンク戦で右足痛めていた 近日中に受診予定
阪神・森下翔太外野手(23)が20日のソフトバンクとのオープン戦(ペイペイ)で右足を痛めていたことが21日、明らかになった。甲子園に隣接する室内練習場での全体練習には参加せず、クラブハウス内で別メニュー調整した。近日中に病院で受診する予定で、診断結果が出るまでは開幕戦の出場が不透明な状況となった。 【写真】20日のソフトバンク戦で大飛球キャッチ 森下仕上がり万全だったのに 午前11時過ぎ。甲子園室内練習場でウオーミングアップするナインの中に森下の姿はなかった。開幕まで約1週間。連覇を狙う虎にショッキングな知らせだ。森下が20日のソフトバンクとのオープン戦で右足を痛めていたことが明らかになった。 「昨日のゲームでちょっとね。足を負傷したので。近日中に病院に行くね、診察。大ごとではない?うんうん。全然、そこはトレーナーの判断とあれがあるから昨日も歩いて帰って来てるでしょ」 練習後、平田ヘッドコーチはそう説明した。森下は全体練習に参加せず、クラブハウス内でバイクをこぐなど別メニュー調整に終始した。 森下は20日のソフトバンク戦に2試合連続「3番・右翼」で出場し、自己新となる8試合連続安打をマーク。三回には右翼後方を襲う大飛球をランニングキャッチした。「3・29」へ仕上がりは万全。そう思われたが、守備中に右足を負傷。六回に代打を送られた。一夜明けても患部の状態は芳しくなかったという。近日中に病院で受診する予定で、診断結果が出るまでは、開幕戦の出場は不透明な状況となった。 森下が離脱となればチームにとって一大事だ。今季はキャンプからバットや構えを試すなど進化を目指してきた。試行錯誤を繰り返す中、状態は日ごとに上昇。オープン戦打率・311は2位。22日からのオリックス3連戦(京セラ)から総仕上げに入る段階だった。 平田ヘッドコーチは同3連戦の出場可否については「それは明日の状態を見ないと分からん」と話すにとどめた。一方で3月29日・巨人との開幕戦(東京ド)の出場は「診断によってだと思うけど、まあ大丈夫だと思うよ」と大ごとでないことも強調した。 リーグ連覇へ、森下の勝負強さは欠かせない。底抜けに明るく、ムードメーカーとしても貴重な存在だ。今はただ、診断結果を待つしかない。