地獄から天国へ “ミラクル決勝点”のユナイテッド18歳をファーディナンド称賛「セードルフのようだ」
97分に見事な決勝点
プレミアリーグ第22節、マンチェスター・ユナイテッドはウォルバーハンプトンと対戦。4-3と辛くも勝利した。 [動画]まるでセードルフ!? これで18歳!? 落ち着き払ったメイヌーの決勝点がコレ! マーカス・ラッシュフォードとラスムス・ホイルンドが前半からゴールを決め、後半には1点を返されたもののスコット・マクトミネイがすぐさま追加点。快勝かと思われたが、85分とアディショナルタイムに被弾し同点とされてしまう。 今節も勝点がすり抜けたかと思われた矢先、結果を変えたのがユナイテッドの18歳MFコビー・メイヌーだ。 8試合連続で先発起用されていたメイヌー。狭いスペースでボールを受けたメイヌーは、ペナルティエリア左寄りからするするとドリブルで上がると、ファーを狙ったコントロールショット。見事にゴール右隅に流し込むことに成功し、ユナイテッドは勝利を手繰り寄せた。ATプラス7分という、まさに土壇場でのミラクルな決勝ゴールだった。 英『Daily Mail』によれば、ユナイテッドOBであるリオ・ファーディナンド氏は次のように称賛している。 「同じ能力をもっているとは言っていないし、彼がそうなったとも言っていない。しかし、彼は私に兆しを感じさせてくれるよ。クラレンス・セードルフの雰囲気を思わせる」 「厳しい状況でのボールの操り方。時には身体を使いながらも、それをずらして、そこにいるキルマンの足の間をポンと飛び越えるだけだったね。美しい」 ファーディナンド氏は、かつてミランで欧州王者に輝いた偉大なオランダ代表MFになぞらえてメイヌーを称賛した。今季は厳しい戦いを強いられているユナイテッドだが、メイヌーという俊英が台頭したのは明るいニュースということができるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部