【陸上】国士大の山本雷我が競り勝つ「勝ち切れたことは大きい」“仮想・箱根駅伝5区”で主将が好走/激坂最速王決定戦
激坂最速王決定戦2023が11月18日、神奈川・箱根のアネスト岩田ターンパイク箱根で行われ、登りの部(13.5km)男子は山本雷我(国士大4年)が54分11秒で優勝した。 激坂最速王決定戦の登りの部上位成績をチェック! 天気こそ青空がのぞいたが、強風が吹き荒れ、山陰に入ると寒さを感じる悪コンディション。その中で箱根駅伝5区を過去2年連続で走っている山本が競り勝った。 終盤は弓削征慶(山梨学大2年)と競り合い、やや先行される場面もあったが「4年生で主将でもある自分がここで負けてはいられない。意地でも前に出ようと思いました」と必死の走りで、弓削を振り切った。 「仮想・箱根駅伝5区と言われているコースで勝ち切れたことは大きいです」 箱根の山上りでは、初出場となった2022年が区間13位、23年は区間11位だった山本。来年正月も3年連続となる5区を希望している。チームのシード権獲得を目標に掲げているだけに「区間5位を目指しています。自分のところでしっかり順位を上げたい」と意気込んでいた。 登りの部は小田原料金所から箱根大観山口(アネスト岩田スカイラウンジ)までの標高差981m、平均勾配7%の坂を駆け上がるコース。標高差840mを上る箱根駅伝5区を想定して、近年は学生選手も多数出場している。
月陸編集部