錦田ユナイテッドが下剋上果たして初の全国切符…全日本バレーボール小学生静岡県大会
◆報知新聞社後援◇全日本バレーボール小学生静岡県大会 ▽男子の部決勝 錦田ユナイテッド2-0北駿(16日・吉田町総合体育館ほか) 3部門で県王者が決まった。男子は錦田ユナイテッド(東部4位)が初優勝。準決勝でIZULU(同1位)、決勝で北駿(同2位)を破る下克上を果たした。混合は大井川南、女子は袋井南が初V。優勝チームは8月に東京体育館を主会場にして行われる全国大会に出場する。 錦田は決勝でストレート勝ち。第1セット10―10から6連続ポイントで北駿を突き放すと、第2セットも山谷竜剛主将(6年)と土屋碧翔(5年)がスパイクを次々と決め、主将は「練習でやってきたことを出せた」と胸を張った。 準決勝で波に乗った。県大会3連覇中で、昨夏の全国大会で3位だったIZULUをフルセットの末に破った。「スパイクをコートの奥へ打て」という剛力英樹監督(59)の指示を全員が守り抜いての大金星だ。 レシーブでも集中を切らさず強打を拾い、「選手がよく頑張りました」と監督はニッコリ。土屋は「強敵に勝ったことで緊張がほぐれた。サーブもスパイクも狙ったところに打てた」と笑顔で振り返った。 初の全国大会で「目標は優勝」と主将は闘志をのぞかせた。東部4位からの快進撃は、まだまだ終わらせない。(里見 祐司) 〇…混合・大井川南は第2セットを落としたが、最終セット13―13から飯田成登(6年)がスパイクを2連続で決めて決着。「力んでしまいサービスでミスしたけれど、気持ちを切り替えました」と胸をなで下ろした。目標は全国1勝。川村悠進主将(6年)は「うれしい。みんなの力で勝てた。全国でも大きな声を出して元気よくプレーする」と意気込んでいた。
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