陸上女子やり投げの北口榛花「1番が一番良い」管理栄養士のサポートも受けパリ五輪で快挙へ
陸上女子やり投げで昨年の世界選手権女王の北口榛花(JAL)が12日、拠点の欧州から帰国し新シーズン前の会見に出席。既に出場を決めている今夏のパリ五輪へ「メダルがとりたいですし、金であればより良いというのは私もみなさんもわかっていると思います。そう簡単ではないですが、1番が一番良い。しっかり準備して臨みたい」と決意を込めた。 新たな取り組みも始めた。1月から拠点のチェコに日本人の管理栄養士を呼び、食事のサポートを受けている。チェコは小麦料理が多く、使用する油も日本とは違う。さらに「外食でお腹を壊すこともありました。料理も重くて毎回シチュー、カレーみたいな感じ」。チェコ人のセケラクコーチも「スポーツ選手に優しい」と絶賛した日本食で栄養面も管理され「体調も安定します。コンスタントに練習できる環境になった」と北口。今後も「できる限り帯同してもらう」という。 今季初戦はダイヤモンドリーグ(27日、中国・蘇州)。世界トップレベルの選手も参戦するが「高いレベルで試合ができるのは楽しい」と試合の中で調整しながら、パリ五輪へ準備を進めていくつもり。「最初から100パーセントでとは思っていません。一つ一つの試合を大切にして、100パーセント以上の出来でパリを迎えたい」。女王は一歩一歩、快挙への道を進む。
報知新聞社