商業地、バブル期以来33年ぶりの上昇 不動産投資活発化…観光地が牽引 大分県地価調査
大分県内の住宅地の価格は3年連続で上昇し、商業地はバブル期以来33年ぶりの値上がりとなり、不動産市場が活況です。 【写真を見る】商業地、バブル期以来33年ぶりの上昇 不動産投資活発化…観光地が牽引 大分県地価調査 県が303か所を対象に実施した7月1日時点の地価調査の結果が17日公表されました。 住宅地の平均変動率は前の年より0.8パーセント上がって3年連続の値上がり。商業地は0.1パーセントの上昇で1991年以来、33年ぶりの値上がりです。 (地価調査大分分科会 不動産鑑定士の脇坂敬規代表幹事)「失われた30年とか言いますが、ずっと下落基調の中で不動産投資が一気に活発になっていて、一つの潮目に来ているかもしれません」 商業地で県内最高価格となったのは、大分市東大道1丁目の地点で1平方メートルあたり42万2千円。この地点は9年連続最高価格です。 商業地で最も上昇率が高かったのは、別府市鶴見砂原の地点で1平方メートルあたり7万1千円。前の年より5.3パーセント値上がりしています。商業地の市町村別の平均変動率は大分市、別府市、由布市、日出町でプラスとなり、特に観光地の上昇が目立つといいます。 (脇坂敬規代表幹事)「感染症法上の5類に移行して人出が一気に伸びました。大分市と観光都市である別府市や由布市で店舗の出店もみられ、今伸びが大きくなるとと思います」 住宅地の最高価格は、大分市金池南1丁目で16万3千円。この地点は8年連続最高価格です。また、市町村別の平均変動率は住宅地でも大分市や別府市などがプラスとなっています。
大分放送