「こんな我々でもまだ好きか!!」ヨネダ2000がファンに挑戦状を叩きつけた!
◇聞き取りやすいほうはこっちだよ ――お二人の芸術的センスがどこからきているのかを探りたいです。幼少期から絵を描く、モノを作るなどはされていたんですか? 誠:何か作ったり、絵を描いたりするのは好きでした。でも、人に見せることを目標にしていなかったので、作ったものは平気でなくしてます。 ――天才芸術家っぽいですね(笑)。愛さんはいかがですか? 愛:創作はしていないですけど、模型とかパズルはよくやっていました。何もないのに千羽鶴を折ったり、折り紙を小さく切って、どこまで小さい鶴が作れるのかを実験したり。細かい作業や正解があるものが好きです。 ――芸人さん以外に影響を受けたアーティストやファッションなど、教えていただいてよろしいでしょうか? 愛:私は特にないんです。ファッションとかアートとかに疎いし、そういう感性がない。だから、この個展の準備が大変です。必死に食らいついているだけですね。 誠:イギリスが好きです。できれば、今世中にイギリス人になりたい。現地には行ったことがないんで、調べたものにはなってしまうんですけど、“ビートルズが着ていた衣装がカッコいいな”と思ったり、好きな映画がイギリスのものだったり……。イギリスも私のことが好きなんじゃないかなって思うんですよ。向こうも意識しているんじゃないですか? ――イギリスという国がですか(笑)。好きな映画とは、どんな作品なんですか? 誠:『ショーン・オブ・ザ・デッド』というコメディのゾンビ映画なんですけど、主人公が働いている電気屋さんの従業員の男の子の髪型とか、街中とか、出てくる服とか、すごくオシャレですし、QUEENの音楽も使われてるし。 ――ヨネダ2000さんは、ネタで取り入れる音楽やリズムも賞賛されることが多いです。ネタづくり担当の誠さんには、何か音楽的な基礎があるんですか? 誠:私がテクノが好きなので、無意識にネタに取り入れていると思います。音感はこっち(愛)ですね。 愛:学生時代に吹奏楽部だったんで、リズム感だけはあるんです。 ――ネタに音楽を取り入れる際、愛さんにも相談するんですか? 誠:(愛は)音楽をやっていたので、「楽譜では◯◯だよ」と言われると、「じゃあそっちで」と変更するときがあります。 愛:聞き取りやすいか、やりやすいかなんですけどね。誠から聞かれたら「一般的に聞き取りやすいほうはこっちだよ」と教えています。 誠:(『M-1グランプリ2022』で披露した)餅つきには、まさにそういうやりとりがありましたね。 ――今年で結成5年目です。テレビや舞台での活躍はもちろん、賞レースでも多くの実績を残しています。この5年は順調なのか、まだやりたかったことがあるのか、どちらですか? 誠:いい感じじゃないですか、楽しいです。 愛:ありがたい5年間ではありますね。 誠:絶対に大丈夫だろうと思って組んで、いろんなところに出させてもらったので、“正解だったな”とは思います。こんな仕事まで来るんだという、良い意味での「じゃない」はありますね。 愛:いろいろやらせていただいているんでね。「じゃない展」ができるとも思っていなかったですし。 ――今後、やってみたい、挑戦してみたい、お仕事はありますか? 誠:どこまで許してくれるのかが知りたいので、「もっとじゃない展」をやりたいです。今回で許されたら、「もっとじゃない展」をやって、どこから怒られるのか、どこからお客さんがグッと少なくなるのか、探っていきたいです(笑)。 (取材:浜瀬 将樹)
NewsCrunch編集部