指南役か男3人9日にも逮捕へ、無登録で投資募集容疑…岡山県警
無登録で海外の投資ファンドへの出資を募ったとして東京都の収納代行会社の代表ら男6人が金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で逮捕、起訴された事件で、岡山県警が別の男3人を指南役とみて同容疑で逮捕状を取ったことが捜査関係者への取材でわかった。9日にも逮捕する方針。3人は県警の任意の事情聴取に対し、容疑を否認しているという。
捜査関係者によると、3人はいずれも30歳代。東京都港区の収納代行会社「グローバル・プロジェクト・パートナーズ」代表(38)、会社役員(37)両被告ら6人(いずれも起訴済み)と共謀し、2019年8月~20年9月、国に登録せずに、松山市の女性ら6人に高配当をうたって出資を募り、計740万円を集めた疑いが持たれている。 県警は、グループが19~23年に44都道府県の約900人から約54億円を集めたことを銀行口座の記録などから確認。資金の約7割は3人に渡り、一部は運用されていたが、高級車の購入に充てられたケースもあったという。 県警は、3人が資金集めの枠組みを考案し、電話やメールで指南していたとみている。