「野生の島のロズ」が北米NO.1デビュー 予想を上回る好調なスタート、続編にも期待
ドリームワークス・アニメーション制作、ユニバーサル・ピクチャーズ配給のアニメーション映画「野生の島のロズ」が、北米で予想を上回る好調なスタートを切った。Box Office Proによると、初週末の興行収入は3500万ドル(約52億円)を記録し、3962スクリーンで上映。スクリーンあたりの平均収入は8834ドル(約132万円)となった。 「野生の島のロズ」は、アメリカの作家ピーター・ブラウンによる「野生のロボット」シリーズを原作とする。野生の島で起動した最新型アシストロボット「ロズ」が、ひょんなことから愛情を持つようになり、動物たちと共に生き、島の危機を乗り越えていく感動の物語だ。監督を務めるのは、「ヒックとドラゴン」の共同監督として知られるクリス・サンダース。 映画は批評家や観客から好評を得ており、レビュー集計サイトRotten Tomatoesでは批評家、観客ともに98%の高評価を獲得。さらに映画の品質を示す指標CinemaScoreでも最高ランクの"A"評価を得ている。 観客層は予想外の広がりを見せ、52%が男性、58%が25歳以上と、子ども向け映画の枠を超えた人気を獲得。海外でも公開が始まっており、メキシコを中心に21の国際市場で好調な滑り出しを見せている。グローバルでの累計興行収入はすでに5306.5万ドル(約79億円)に達している。 サンダース監督は続編への意欲を示しており、「絶対に作りたい」と語っている。原作シリーズは日本では「野生のロボット」「帰れ野生のロボット」が出版されており、未邦訳の3作目「ワイルド・ロボット・プロジェクツ(原題)」も存在する。続編について、監督は「最初の本では、ロズは状況の犠牲者でしたが、2作目では自身で問題に取り組み、自分の旅をコントロールしています」と語り、キャラクターの成長を示唆している。 「野生の島のロズ」は2025年2月7日に日本公開。