年度代表馬はドウデュース!!武豊「ふさわしい馬」 天皇賞・秋&ジャパンCを連勝
JRAは「2024年度JRA賞受賞馬選考委員会」を7日に行い、各賞を発表した。 年度代表馬となったのは、武豊を背に24年にG1天皇賞・秋とジャパンカップを制したドウデュースだった。256票中236票を獲得した。最優秀4歳以上牡馬にも満票で輝いた。 【画像あり】 武豊に「特別賞」 黄綬褒章の受章とJRA通算4500勝の功績を評価 ドウデュースは年度代表馬に 天皇賞・秋ではG1勝ちとしては史上最速となる上がり3F32秒5の鬼脚で豪快な差し切り勝ち。ディープインパクト産駒の最終世代の英愛ダービー馬オーギュストロダンなど海外強豪が参戦したジャパンカップも勝ち切った。 ラストランに予定していた有馬記念は右前肢ハ行のため、レース2日前に無念の出走取消。20年ぶり3頭目の秋古馬3冠達成はならなかったが、「年度代表馬」の勲章を得た。主戦の武豊は「昨年、天皇賞、ジャパンカップと勝つことができて、大変うれしく思います。年度代表馬にふさわしい馬だと思います」とコメントを寄せた。 現役を引退して社台スタリオンステーションで種牡馬入りしたドウデュースは初年度の種付け料が1000万円に設定され、発表当日に満口となる大人気ぶりだった。 2歳時に朝日杯フューチュリティS、3歳時にダービー、4歳時に有馬記念を優勝。早熟性と成長力、爆発的な末脚で自身のポテンシャルを示したドウデュースが、種牡馬として同期のイクイノックスとのライバル対決第2章に臨む。 ▼JRA賞 1987年からJRA主催で各部門と年度代表馬を全国の競馬記者クラブ11団体に所属する記者(クラブ歴3年以上、一部会友含む)256人の投票で決定。地方馬、外国馬も選考対象で、3分の1以上の票を得た1位馬が受賞。54年の創設当初は啓衆社(専門紙ケイシュウニュースの前身)、72~86年は月刊誌「優駿」が選定。