横浜FM、マスカット監督の今季限りでの退任を発表「自分が求めることを表現してくれた選手たちに感謝したい」|Jリーグ
【国内サッカー・Jリーグ ニュース】横浜F・マリノスは7日、ケヴィン・マスカット監督が2023シーズン限りで退任することを発表した。
現在50歳のマスカット監督は、2011年に現役を引退した後に指導者に転身。メルボルン・ビクトリーのアシスタントコーチに就任すると、2012年に同クラブの指揮官に就任したアンジェ・ポステコグルー監督の右腕を務め、その後にポステコグルー監督の退任を受けて監督に昇格した。同クラブでは2度のリーグ制覇を果たした。 その後、シント=トロイデンの監督を経て、2021年7月に横浜FMの指揮官に就任。昨季はチームを3年ぶり5度目の優勝に導いた。今季は19勝7分8敗の勝ち点「64」で2位という成績を残していた。 退任が決まったマスカット監督は、クラブ公式サイトを通じて自身の思いを綴っている。 「まずはじめに、この特別なクラブで指揮を執る機会をいただけたことに感謝申し上げます。今度の水曜日がマリノスファミリーとしてのラストゲームになります。感謝を申し上げたい皆さまが多くいらっしゃいます。秦 孝之会長、中山 昭宏社長、黒澤 良二前社長、役員の皆さま、そしてパートナーやスポンサーの皆さま、横浜市・横須賀市・大和市のホームタウンの皆さま、今日まで多大なるサポートをしていただき、本当にありがとうございました。そして私をそばで支えてくれたチーム統括のスタッフ、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、クラブに関わる全スタッフに感謝を申し上げます。 来日してからの2年半、あたたかく迎え入れていただき、本当にありがとうございました。そして自分が求めることをピッチで表現してくれた選手たちにも感謝したい気持ちでいっぱいです。日々の努力やその姿勢は本当に素晴らしかったと思います。アタッキングフットボールを体現し、勝ち点・ゴールを積み上げ、エキサイティングなサッカーをしてくれました。最後に言わせてください。どのクラブでも一番重要なのはファン・サポーターです。皆さまの応援がどれだけ自分の支えになったのか計り知れません。忘れることのできない最高の思い出をともに作りました。このマリノスファミリーを去るのはとても寂しい気持ちですが、最高の思い出を胸に、横浜F・マリノスのご健勝とご活躍を願っています。2年半、本当にありがとうございました。『心より感謝』」