私の母は粗大ごみを自力で「ゴミ集積所」に持って行っています。母は「すごく安いわよ」と言いますが、本当ですか?
粗大ごみは、サイズが大きかったり、一般ごみとして捨てられなかったりするため、処分に手間を感じる人もいるでしょう。 一般的な処分方法としては、不用品回収業者に依頼するとか、自治体に回収依頼、リサイクルショップに売却、オークションやフリマアプリで売却するなどの方法があります。しかし実は、自治体の収集所へ持参すれば回収してもらえます。 本記事では、自治体の収集所へ持参すれば回収してもらえる地域と、その手数料を紹介します。粗大ごみの処分費用を節約したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
粗大ごみは持ち込みで回収してもらえる
処分に手間や費用がかかる粗大ごみですが、地域によっては、持ち込みで手数料が安くなります。引っ越しや家具の新調で出た粗大ごみの処分費用を抑えたい場合は、収集所への持ち込みを検討しましょう。ここでは、粗大ごみの持ち込みを受け付けている東京都の自治体を紹介します。 ■粗大ごみを持ち込める地域と価格1:東京都杉並区 東京都杉並区では、粗大ごみの持ち込み制度があります。持ち込みをするためには、申し込みが必要です。持ち込む日の5日前までに、粗大ごみ受付センターへ連絡しましょう。持ち込みができるのは日曜日のみで、時間帯は9~16時と決まっています。また持ち込みは、申し込んだ本人か、同一世帯の人に限られます。 持ち込んだ粗大ごみの処理手数料は、サイズや品目にかかわらず一律400円/品です。ただし、杉並区で粗大ごみの回収を依頼する場合は、品目によって400~3200円かかるうえに、処理手数料が400円かかります。そのため、粗大ごみを処分する際は持ち込みがお得です。 ■粗大ごみを持ち込める地域と価格2:東京都大田区 東京都大田区でも、粗大ごみの持ち込みによる処分を実施しています。持ち込みをする際は、事前に電話・インターネットで、大田区粗大ごみ受付センターへの申し込みが必要です。予約の受け付けは、持ち込み3日前の19時までです。 しかし、受付件数が上限に達していると持ち込みはできないため、処分を決めたら早めに連絡しましょう。 持ち込みの受付時間は、月曜から土曜までの13~16時、日曜の9~12時、13~16時と決まっています。予約をしたにもかかわらず、持ち込み時間を過ぎてしまうと、自動的にキャンセルとなってしまいますので注意しましょう。 手数料は、品目によっては無料または減額になる点が魅力です。持ち込み時には申込者本人だと分かるように、運転免許証やマイナンバーカードを持参しましょう。 ■粗大ごみを持ち込める地域と価格3:東京都世田谷区 東京都世田谷区も、粗大ごみを収集所へ持ち込むことが可能です。持ち込む場合は、ほかの地域と同様に、事前の申し込みが必要です。インターネットもしくは電話で世田谷区粗大ごみ受付センターに申し込みましょう。 持ち込み日は、土曜もしくは日曜のうち、申し込み時に指定した日です。持ち込みの受付時間は、9~12時、13~15時30分と決まっているため、時間を過ぎないように注意しましょう。 世田谷区では、個数や回数にも指定があり、1世帯あたり1日1回、1回あたり10個までの持ち込みが可能です。処理手数料は、収集時の半分ほどの金額です。最低200円のため、回収してもらうよりもお得になるといえるでしょう。