津田学園選手紹介 石川史門主将(2年) チームの信頼厚く /三重
<第91回センバツ> 野球部員約50人をけん引する主将。身長187センチ、体重83キロの体からの長打力を誇る一塁手だ。「全体をよく見ており、指示も的確、誰もが彼について行く」と佐川竜朗監督からも信頼が厚い。 東員町出身。バスケットボールをしていたが、父善孝さん(41)の影響で小学2年から野球を始め、中学から硬式野球のチームに入団した。「地元の強豪校で、野球を学んできなさい」という善孝さんの勧めもあり、プロ野球選手を輩出した実績もある津田学園に入学。練習が終わった後も自宅近くの空き地での素振りやタイヤ引きといった自主練習を欠かさない。 秋季大会での打率は今ひとつだったが、前佑囲斗投手(2年)は「身体能力が高くパワーも強い」と評価。さらには、前川夏輝選手(同)が「史門の存在だけでチームがまとまる」と話す、頼りになる主将。甲子園に向け、「どんな球が来ても打ち返す打者になりたい」と、体を開かず広角に打つ練習に取り組んでいる。【谷口豪】=随時掲載 ……………………………………………………………………………………………………… ◇素顔 50メートル6秒3。「体に似合わない俊足」と同級生から言われる。怒ったところを見たことがないとチームメートは口をそろえ、本人も「ここ数年、他人に大声を出したことがない」と話す。好きな言葉は「向上心」。 〔三重版〕