互いの“心のスキマ”埋めるように…ホストに金貢ぐ女と金を渡した男性『頂き女子りりちゃん事件』の深層
被害に遭った男性(50代): 「実際に会った時には、ちょっとおとなしめの子だな、みたいな感じの印象を受けました。“りりちゃん”として派手なメイクに感情豊かにしゃべる様子とか、まるっきり別人ですね。こんな若くて可愛い子が“いいね”してマッチングして、こちら(茨城県)でお茶して、『次も会ってくれるの』みたいな感じでのめり込んじゃったんですね」 その1週間後、秋葉原で食事をした日には…。
《りりちゃんからのLINEでの手紙》 デート1日目 秋葉原で待ってた ドキドキしてた 私喋るの本当に苦手なのに あんなに沢山喋れる自分に驚いています 自然に笑顔になって笑えるんです たくさん笑わせてくれて幸せな気持ちにしてくれてありがとう。すきです
りりちゃんは、食事を「初デート」と伝えていた。 被害に遭った男性: 「一目惚れプラス趣味が合って、相手の『どこどこ行きたいね』とかそういうのを夢見てというか、想像して好きになってしまった、きっと」 しかし、この“初デート”から2日後。 被害に遭った男性: 「LINEのやりとりをしていまして、『私いなくなるかも』と。『どうしたの?何があったの』って(聞くと)、実は親からお金…、不仲だから(親が)『養育費を払え』と、『そのお金を工面しなくちゃいけない』と…」
不仲だという親との手切れ金として800万円が必要だと男性に打ち明けたりりちゃん。男性は、生命保険を解約し、800万円をりりちゃんに手渡した。
被害に遭った男性 「(お金を)出してあげる代わりに、『LINE上でも電話口でもいいから、親御さんに会わせて』と。高いけれども、その結納金ということで。ただこの一時を助けて、ただ一緒に暮らしたかった。今にして思えばなんですが(初めて会った日の)帰り際にぼそっと漏らした、『実は親と不仲なんだ』っていのうが布石だったような感じですね」
初めて会った日の帰り際に、親と不仲だと打ち明けられたこともあり、男性は信じてしまった。さらにその約2週間後には、りりちゃんがアパレル会社を立ち上げるために「池田」という人物に借金をしたと説明し、2700万円の借用書まで見せられたという。