67年続いた店が閉まり “買い物難民” が出た村 32歳の若者の感覚でリニューアルし復活! 「令和の雑貨店」を目指す
【鮮魚店の店主とお客さん】 「 “ビタロー” って、なんですか? 」「バター焼きがメインの方がいいかな」 客の希望を聞いて魚を選ぶと、あっという間に捌いて包んでくれた。 ▽買い物客 「前の『スーパーまつだ』のときからたまに利用していて、その建物が何に変わるんだろうとずっと気になっていた。こんな商店になるとは思っていなかったですけど、すごく利用させてもらって、今はなくてはならないくらい助かっています」 つながりを大事にしたいという思いは、店の外へと飛び出す。商品を車に積み込み、店長の照屋さんが向かった先は― 【照屋雅文店長・配達を受け取るお客さん】 「伊良皆さんこんにちは~、お届けに参りました」「いつもありがとうございます。重かったでしょ」「任せてください」 店長として店に立つ傍ら、自分では買い物に行くことが難しい地域のお年寄りに商品を届ける。 ――照屋さんはどんな存在ですか? ▽配達を受け取るお客さん 「助かっています、ありがとうございます。いずれは村長にしたいと思うくらい(笑)」 ▽まつだ商店 照屋雅文 店長(33) 「ちょっと電球替えてほしいとか、棚を動かしてほしいとか。ちょっとしたことはすぐに対応しています。住み慣れた家で健康で暮らしてほしいので」 目指すのは “なんでも屋” 。 地域から頼られ、地域に愛されるお店を、子どもや孫の世代まで長く残したいと語る照屋さんが蘇らせた “令和のマチヤグヮ” が、読谷村高志保に新たな風を吹かせている。 <2024年12月4日放送 RBC NEWS Link『わがまちLink41』より 取材 仲田紀久子>
琉球放送