「彼にとっては遊びみたいな試合」7.28「超RIZIN.3」で実現するパッキャオVS鈴木千裕に異論!…9月に世界戦が計画されていて超本気モードの可能性も
対する鈴木はキックボクシング「KNOCK OUT」と総合格闘技「RIZIN」の両団体で活躍する二刀流ファイター。昨年7月の「超RIZIN.2」でBellatorフェザー級王者のパトリシオ・ピットブル(米国)と70キロ契約で対戦して、右ストレートで1ラウンドKO勝ちする大番狂わせを起こし、11月には「RIZIN LANDMARK 」のアゼルバイジャン大会でRIZINフェザー級王者のヴガール・ケラモフに挑戦してKOで王座を獲得し、4月には、金原正徳を1ラウンドに打撃で沈めて初防衛に成功している。 ボクシングで唯一パッキャオに対抗できる“RIZIN最強戦士”だ。 ルールはRIZINスタンディングバウト特別ルール。2年前に朝倉未来がメイウェザーと対戦して2ラウンドにぶっ倒された際と同じ3分×3ラウンドのボクシングルール。グローブはボクシング用が採用される。おそらくKO、TKOのみの決着で、判定は行われないとみられる。 体重は68.00キロのキャッチウエイト。ボクシングではスーパーウェルター級(69.85キロ)とウェルター級(66.68キロ)のほぼ中間。パッキャオはミドル級でも戦ったが、本来動けるベスト体重はウェルター級。それほど無理に減量することなく作れる体重を希望したと見られる。鈴木のRIZINフェザー級のリミットは66.0キロ。2キロの増量を強いられるが、ピットビルとは70キロ契約で対戦しており、それほど大きな問題にはならないだろう。 実はパッキャオは同時進行でボクシングの現役復活を計画しており、9月にラスベガスで、WBC世界ウエルター級の暫定王者のバリオスに挑戦する構想が具体化している。スポーツ専門局「ESPN」が第1報を報じて米専門サイト「ボクシング・シーン」などもフォロー。パッキャオは「45歳となったが長年のダメージもなく、まだまだボクシングを続けられる。歴史を作る」などとコメントしている。 鈴木との試合は、3年ぶりの世界戦を実現するためには絶対に負けられない調整試合となり、しかも、9月の試合に向けてトレーニングをスタートするともみられ、かなりの本気モードの仕上がりでリングに立つ可能性がある。 パッキャオ×鈴木戦決定に対しての周囲の反応は様々だ。
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