中谷潤人 バンタム級主要4団体王座日本人独占の可能性に「盛り上がると思います」
WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)王者・中谷潤人(M・T)が13日、WOWOWでの収録後、都内で取材に応じた。5月4日にIBF王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が大阪で同級1位の西田凌佑(六島)が対戦。同6日には東京ドームでWBA同級王者・井上拓真(大橋)が同級1位の石田匠(井岡)、WBO王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)が同級5位の武居由樹(大橋)の挑戦を受ける。主要4団体すべてが日本人王者となる可能性があり「盛り上がると思います。統一に向けて日本人同士だと(マッチメイクが)やりやすいかなと」歓迎した。 WOWOWの「エキサイトマッチSP」の収録では、2月24日に無敗での3階級制覇を達成したアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)戦を自身で解説。6回TKO勝ちに「練習してきた通り。遠い距離を徹底するというところを出せた」と自身の間合いで戦い、倒しきったことを評価した。 中谷は次戦については、「防衛戦。夏頃ですね」。WBC1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)との指名試合が有力視される。27歳の同選手は昨年5月、WBO世界バンタム級王座決定戦で現王者のモロニーに判定負け。再起戦となった8月のナワポーン・ポーチョークチャイ(タイ)戦で11回TKO勝ちした。戦績は19勝(14KO)4敗。 26歳の中谷の戦績は27勝(20KO)。 この日収録された番組は22日、午後9時からWOWOWライブ、WOWOWオンデマンドで放送、配信される。
報知新聞社