モーニング娘。OG・石川梨華さん(39歳)「2人目妊娠中にマニュアル子育てを断念…でも壁を越えられた」|美ST
里田まいちゃんや長手絢香ちゃんと会っているときでも子供のお昼寝時間を心配してしまい…
長男が9カ月の頃、里田まいちゃんと長手絢香ちゃんがランチに誘ってくれたんです。それで長男を連れて会うことになって。誰かとごはんに行くだなんてすごく久しぶりで嬉しかったのですが、「寝かす時間大丈夫かな?」と心配で。 案の定、ごはんの最中に「寝かせる時間だから」と言って席を立ち長男を抱っこ。当時で11kgあったのですが、寝かせるためにお店の周りを抱っこしながら歩いて。寝たので戻った時に「ねぇ梨華ちゃん、抱っこしんどいでしょ?」って2人が言ってくれたのですが、自分の大変さよりも子供の睡眠時間が優先なので、もう、そうしないと気が済まないんですよね。だからかえって2人には気を使わせてしまって、本当に申し訳なかったなと思っています。 長男が1歳になったくらいからかな。ふと、ほんの少しだけ余裕を持てている自分に気づいたんです。「自分を取り戻した」という感覚。1歳まで育てられたというのがもしかしたら私の中で自信になっていたのかもしれないし、産後で乱れていた女性ホルモンのバランスが落ち着いてきたのかもしれないし、明確にどれとは言えないんですが、長男が乳児期の頃より、自分を客観視できるようになったというか。 まいちゃんやあやかちゃんなどの先輩ママをはじめ、周りの人に「もっと気楽に子育てしたら?大丈夫だから」とか、「無理に寝かせようとしなくても、眠くなったら勝手に寝るから」と言ってもらえて、徐々に肩の力が抜けていったのかもしれません。
2人目妊娠中にマニュアル子育てを断念したことが大きな転機に
さらに先輩ママからは、「2人目が生まれるともっと余裕ができるよ」とも言われていました。どうかなぁ、私また長男の時みたいになりそうだなぁ、と半信半疑だったんです。長男が1歳を過ぎ、徐々にだけど付きっきりではなくなった頃、自然と「兄弟を作ってあげたい」と思うように。大変ありがたいことに、そこからすぐに次男を授かることができました。 マニュアル子育てをやめたのはその頃です。身重になるにつれ、「無理!」ってなって、抱っこのお昼寝をやめました(笑)。自分自身休まないといけないので、子供と一緒にゴロゴロしていたら、抱っこじゃなくても勝手に寝てくれるようになりました。それからは子育てに対して身体的にも気持ち的にも大らかになって、子育てにおいてひとつ大きな壁を越えられたんじゃないかなと思っています。 思えば必死になりすぎて、自分を見失っていた1年でした。今はマニュアルを気にせず、私がやってあげられることを中心に子育てをしています。