怪談とキャンプ飯の異色コラボ「ヒロシの心霊キャンプ」案内役・ヒロシに直撃!
――ほぼヒロシさんで出演されて、楽しめた部分はありますか? 「怪談話をしに来る人を迎え入れる役ですけど、いろんな若い役者さんがいて、自分の若い時を思い出させてもらったのが面白かったですね」 ――ホラーが好きと話されていましたが、どれくらいホラー好きなのか、好きになったきっかけを教えてください。 「もちろん、吾郎さんの番組も好きで見ますし、YouTubeで怖い短い動画を見たりしています。好きなものは、100回ではすまないくらい見ていて、セリフを覚えているくらい。好きになったきっかけは、僕が小学生の時にやっていた『怪奇特集!!あなたの知らない世界』(日本テレビ系)でしたっけ…? 心霊研究家の新倉イワオさんが出演されていて、夏休みに1人で見るのが怖いから、友達と集まって見てましたね。小学生の頃は怖がりで、習字教室の帰りが暗くてたまらなく怖かったのに、そういうのは見ていたから、自分でも自分がよく分かんないですよね。今は52年生きてきて、霊を見たことないので怖くないですけど」 ――今まで心霊体験を全くしてこなかったんですか? 「あれは何だろうというのは見たことありますね。怪談をする芸人さんはいっぱいいて怖いですけど、僕の話は怖がられない話ばかり。例えば、大学生の時に繁華街にあるサパークラブで働いていて、開店前に1人で留守番しているとトイレから10人くらいの声が聞こえてきて、怖いから先輩を呼びに行って『トイレから声がするんですけど』っていったら、『いつもだよ』と言われて。そんな店で接客していて、白い人影と黒い人影がふわーって通ったりするのを見たこともあります。…ほら、別に怖くないでしょ。ドラマチックな起承転結がないから(話として)怖くないですけど、自分が経験したらと思ったら相当怖いですよ」
――「ヒロシの心霊キャンプ」では、山にまつわる怖い話が紹介されます。ヒロシさんも山での怖い体験があれば教えてください。 「う~ん、僕がソロキャンプを始めて2、3回目ぐらいの時ですね。テントの中で寝ていたんですけど、まだキャンプブームじゃなかったから、他に客はいないのに、たき火の周りを人の足音でザクザクと周っているような音が聞こえて…。音の感じから幽霊や動物ではない、人だと思ったのですが、テントなので外が見えない。だからこそ、襲われたら怖いと思って、チャックを音が鳴らないようにちょっとずつ開けたら、誰もいないというのはありました」 ――そういう怖い体験をした後は、どうやって心を落ち着かせるのですか? 「やっぱり人だと思ったら怖いので、逆に幽霊だったと思うことで怖くなくなります。自分のキャンプサイトってパーソナルスペースなので、そこに立ち入ってくるって、どうかしている人じゃないですか。本当に人の方が怖いです。例えば、ソロキャンプ中に知らない人が訳の分からないことを言って、連絡先を交換しようと言ってきたら、超怖くないですか。だから、僕は人が行かないところに行きます。自然も怖いところがありますけど、人の方が怖い。幽霊なら実害がないですし、マシですよ」 ――ドラマのようにキャンプしている時に怪談をしたりすることは? 「これはちょっと前の話で怪談やホラーではないですが、海外ドラマの『ウォーキング・デッド』を見るのがたまらなく好きな時がありました。テントを張っているシーンが結構あって、テントの外にゾンビがいたりするんです。僕も山の中でテントを張っているので、そこで『ウォーキング・デッド』を見ると臨場感があって、とてもリンクしていますね」