闇バイト加担しないで! 千葉・多古高の生徒と県警香取署が注意喚起
強盗事件などに加担する闇バイトへの応募を防ごうと、千葉県警香取署は16日、同県立多古高の生徒会と協力し、同校の生徒らを対象に啓発活動を行った。登校してきた生徒らにチラシなどを配り、闇バイトに手を染めないよう呼び掛けた。 【イラストで解説】強盗に狙われる戸建て住宅 住民の対策ポイントは 全国各地で発生する強盗事件の実行犯は、安易な気持ちで闇バイトに応募した若者であるケースがほとんど。一度応募すれば、送った個人情報から「家族に危害を加える」などと脅され、逃げられずに犯罪に加わり、逮捕される。 この日は多古高生徒会の5人、署員9人が参加。正門前で「闇バイトに関わらないで」と呼び掛けながら、「♯BAN(禁止) 闇バイト」「犯罪組織は助けてくれず、闇バイトは使い捨て」などの文言とともに、警察相談ダイヤル「♯9110」を紹介するチラシを通学の生徒らに配った。 生徒会副会長の3年、藤崎優和(ゆうな)さんは「これから冬休みに入り、気も緩みがちになる。闇バイトは気づかない間に取り返しのつかないことになるので、気を引き締めてほしい」と話した。(松崎翼)