バレエ学校から最高位“エトワール”目指す黒人少女を描く映画公開、現役ダンサーも出演
仏パリ・オペラ座のバレエ学校から最高位“エトワール”を目指す少女の物語「Neneh Superstar」が、「ネネ -エトワールに憧れて-」の邦題で、11月8日に東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。 本作の主人公は、パリ郊外の団地で育った労働者階級出身、12歳の黒人少女ネネ。人を惹き付けるダンスを踊る彼女は、バレエ学校の入学試験に合格し、熱心にレッスンに励んで才能を花開かせていく。しかし彼女の生い立ちや肌の色が伝統ある学校にはそぐわないと差別を受ける。校長マリアンヌには「バレエは白人のもの」と邪険に扱われ、同級生からは嫉妬による嫌がらせも。バレエを続けるかネネが苦悩する中、マリアンヌの隠された秘密が明らかになる。 ネネ役でルイ・ガレルとヴァレリア・ブルーニ・テデスキの養女であるオウミ・ブルーニ・ギャレルが出演。元エトワールのマリアンヌをマイウェン、パリ・オペラ座の演出家をセドリック・カーンが演じた。アイサ・マイガ、スティーヴ・ティアンチューもキャストに名を連ねる。 さらにストリートダンスの振付にコンテンポラリーダンス界からメディ・ケルクーシュ、クラシックダンスアドバイザーとしてパリ・オペラ座の現役ダンサーであるジュリアン・メザンディが参加。エトワールのレオノール・ボーラックは本人役で登場する。監督・脚本はラムジ・ベン・スリマンが担った。 東京にあるダンス用品総合メーカーのチャコット代官山本店では、8月11日から31日にかけて本作のパネル展が無料で実施される。 (c) 2023 GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA – GAUMONT ANIMATION