志賀泰伸氏

　故ジャニー喜多川氏の性被害を告発した「忍者」の元メンバー・志賀泰伸氏が、小池百合子都知事の〝学歴詐称疑惑〟を告発した元側近男性に敬意を表した。 【写真】笑顔でパンツを見せる小池百合子 　小池氏をめぐっては、側近だった元都民ファーストの会事務総長の小島敏郎氏が月刊「文藝春秋」で、カイロ大卒業に関する疑義を告発した。同誌によると、4年前の都知事選前に小池氏の学歴詐称疑惑が持ち上がった際に「カイロ大に卒業したとの声明を出してもらえばいい」と提案。同じく小池氏側近のA氏が文案を作成し、駐日エジプト大使館のフェイスブックにカイロ大学長の声明として掲載され、騒動は沈静化したという。あれから時が経ち、自責の念に駆られた小島氏は「隠ぺい工作した」と同誌で告白している。 　志賀氏もまた故ジャニー喜多川氏の〝性加害〟を実名で告発。大きなうねりとなり、ジャニーズ事務所は解体された。 　志賀氏は17日までに更新したX（旧ツイッター）で「皆様から沢山のメッセージを頂きまして誠にありがとうございます。さて、旧J問題について触れていましたので…T知事のY・Kさんの件でニュースが御座いました。公職選挙法に違反する事実についてです。初めての告発の時は仮名だったようですが、旧J問題で実名顔出しで証言している方々をみて証言を実名顔出しで、なければメディアによって黙殺されるとの思いから改めて実名顔出しで告発された方がいらっしゃるとの事でした」と紹介。投稿では「T知事のY・Kさん」としたが、これは小池百合子都知事のことを指すのは明らかだ。 　志賀氏は小島氏の実名告発について「その経緯、勇気が素晴らしい…　これが事実ならば、何故メディアは追求しない…？　また黙殺でしょうか？　これでは旧J問題と正に同様です…　もう黙殺は出来ません…　何故なら告発する皆様は『正義』を持ち命がけでの実名顔出しの告発なのだから…」とつづった。 　その上で「私は、実名顔出しで告発する勇気がどれ程の事か…身を持って経験した…ただそれだけの事…ですので、ご理解の程よろしくお願い申し上げます」と、自身の経験を重ねて呼びかけた。 　志賀氏は誹謗中傷のリスクにも触れ「人それぞれの考えがあって当然な事だとは思いますが…　日本は誹謗中傷大国、世界一でその量と陰湿さが世界に知れ渡っているようです。何とかしたいですよね…　誹謗中傷と批判は違うのに…」と答えている。 　なお、小池氏は12日の会見で「カイロ大を卒業し、大学が認めている。選挙のたびにこうした記事が出るのは残念」と再燃した疑惑を完全否定している。