【バドミントン インドネシアマスターズ】奥原希望は中国選手に敗れ準優勝。緑川&齋藤も優勝には届かず
1月28日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアマスターズ(ジャカルタ/Super500)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。日本勢は女子シングルスの奥原希望と混合ダブルスの緑川大輝/齋藤夏が、優勝をかけてライバルたちとの決勝戦に挑んだ。 混合ダブルスの緑川/齋藤は、中国の鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)との頂上決戦。昨年のカナダオープン(S500)以来の優勝に王手をかけた緑川/齋藤だったが、その前に立ちはだかったのは世界トップペア。第1ゲームは緑川/齋藤が前半5-11で先行されたものの、ここから連続得点で11-12まで差を詰める。 しかし、再び点差が離れると、15-21で第1ゲームを落とした。巻き返しをねらう緑川/齋藤は、第2ゲームの序盤に8-4とリード。リズムをつかんだかに見えたが、再び連続失点を喫して10-13にされると、中国ペアの攻勢を止められず12-17。後半の追走も実らず、最後は16-21で0-2のストレート負けに終わった。緑川/齋藤は半年ぶりの優勝は逃したものの、上位大会では久々の準優勝。五輪レースにつながる高ポイントを獲得している。 女子シングルスの決勝に勝ち進んだ奥原は、中国の王祉怡(ワン・ジーイ)と対戦。第1ゲームは奥原が前半に12-9と先行したが、ここから王祉怡がペースアップ。5連続ポイントを奪われた奥原が12-14で逆転を許すと、再び連続ポイントで引き離され14-21。第2ゲームも序盤こそ6-2とリードした奥原だったが、王祉怡の攻撃をしのぎ切れずに8-12。さらに6連続失点を喫し、最後は13-21で敗戦した。奥原も優勝こそ逃したが、上位大会では久々の好結果を残した。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO