近所のスーパーで調理用のサラダ油が450円! どこもこんなに高いのでしょうか?
2022年ごろから、さまざまなものの価格が継続的に値上がりしているため、節約に励む家庭も少なくありません。ただ、自炊をする場合でも食材自体も値上がりしたものが多いことから、工夫をして料理しないと節約できません。 例えば、値上がりしたものの一つには調理時に使用する機会も多く必須材料の「調理用油」が挙げられます。そこで、本記事では調理油のなかからサラダ油を例に、価格が高額すぎるかなどについて解説します。
サラダ油(1000g)の全国平均価格は約500円
農林水産省の2023年「食品価格調査(加工食品)」を参考に、サラダ油の価格の推移を3ヶ月ごとに確認してみましょう。2023年1月時点のサラダ油の価格は498円(1000g)でした。同年4月は506円、7月は498円、10月は492円です。 ・サラダ油の平均価格は約500円 「食品価格調査(加工食品)」の結果から、2023年にはいってからのサラダ油の全国平均価格は、1000gあたり500円前後となっていることが分かります。最新情報の2023年10月時点での価格は492円ですが、こちらの価格は平年比で28.8%上がっています。 つまり、450円であれば、平均価格より安く購入できる状態です。スーパーなどでサラダ油を購入するのであれば、こちらの価格を参考に高い・安いを比較してみてはいかがでしょうか。 ・セール時などにまとめて買っておくことも一つの方法 サラダ油のなかには、容器に工夫をして開封後でも劣化しにくくなっているものもありますし、開封していない状態であれば劣化もしにくいです。ただ、サラダ油にも賞味期限があるため、期限内に使用できる分のみをまとめ買いしておくほうが無難といえます。開封した油は、できるだけ1~2ヶ月以内に使い切りましょう。
サラダ油の保存方法と使い方
サラダ油で揚げ物をした場合、「1回のみで廃棄する」「何度か使用してから廃棄する」など家庭によって使用回数は差があります。これは、各家庭の考え方のため、一概にどちらがいいとはいいきれません。 ただし、何度も使用する場合は多くても3~4回程度が目安と考えておきましょう。限界がきた状態の油で揚げると、油の色が濃くなったり、ねばりが出てきたりします。また、180度以下の温度でも煙が出る状態は、油が古くなっている証拠です。 ・サラダ油を保存するには 油をまとめ買いしたときなども含め、サラダ油を保存する際には直射日光、蛍光灯の光といったものを避けるのが基本です。高熱も油の質を悪くする原因になるため、ガスコンロやオーブンなどのそばに置かないようにしましょう。 さらに、油を使用後、キャップをしっかりと閉めておかないと、そこから油が空気に触れてしまいます。空気に触れると酸化して質が落ちるため、使用後はしっかりとキャップを閉めておくことが大切です。開封した日が分かるように、日付をボトルに書いておくのもよいでしょう。