我が家では「月に2、3回」ほどしか車を使いません。維持費も気になるのですが、使用頻度が低いと燃費が悪くなるのでしょうか?
車は所有しているだけで維持費がかかるため、普段あまり乗る機会がない人だともったいなさを感じることもあるかもしれません。 また、月に2、3回ほどしか乗らない場合、燃費にも影響するのではないかと不安になることもあるでしょう。 本記事では、普通自動車の平均維持費をご紹介するとともに、車の使用頻度が低い場合の影響や、コストをおさえるおすすめの方法についてもご紹介します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
車の使用頻度は燃費に影響を与えるのか?
車をあまり利用しないことは、直接燃費に影響を与えるわけではありません。しかし、使用頻度が低いことによって車の劣化が進み、結果として燃費が悪くなる可能性もあるようです。 例えば、車をあまり使用せずにいると、バッテリーの劣化を早めてしまうおそれがあります。「しばらく車のエンジンをかけずにいて、久しぶりに運転しようとしたらバッテリーが上がってしまった」ということもあるようです。 また「ドライスタート」といって、エンジンオイルが乾いた状態でエンジンをかけることになってしまい、部品やエンジンの寿命を縮めてしまう可能性があります。 バッテリーが劣化したりエンジンが寿命を迎えたりすることは、車の燃費が悪くなる原因になるようです。
普通自動車の平均維持費は?
車の維持費には、保険料やガソリン代、駐車場代、修理代などが含まれます。ソニー損害保険株式会社が2024年に実施した「全国カーライフ実態調査」によると、1ヶ月あたりの車の維持費の平均は1万3900円ということです。金額ごとの割合は表1のようになっています。 表1
出典:ソニー損害保険株式会社「2024年 全国カーライフ実態調査」を基に筆者作成 最も多かったのは「5000~1万円未満」の30.5%、次いで「1万~1万5000円」の19.5%、「5000円未満」の16.6%ということです。 また、維持費の平均は2020年の1万900円から、4年連続で増加しています。
車をあまり使わない人におすすめの節約方法
車の使用頻度が低くても、保険料や駐車場代などの維持費は変わらずにかかります。そのため「維持費を払うことがもったいない」と感じる人もいるでしょう。 そのような人におすすめしたい方法として、レンタカーやカーシェアリングの利用があります。 例えば「12時間まで6050円(税込み)」のレンタカーを月に2回利用した場合の費用は1万2100円なので、維持費の平均より安く済むかもしれません。 また、カーシェアリングは買い物など短時間しか車を使わない人にもおすすめです。あるカーシェアリングサービスでは「15分220円(税込み)」というように利用時間が細かく設定されています。この場合だと、例えば2時間利用すると1760円になり、月額基本料金の880円と合わせても2640円で済みます。月に2回の利用ならわずか5000円程度しかかかりません。 また、車検や自動車税の支払いもなくなることは、大きな節約につながるといえるでしょう。