「皆さんもあおらないようにお願いします」最終戦に交流戦初Vをかける楽天・今江監督が報道陣にリクエスト
◆日本生命セ・パ交流戦 楽天3―4広島(15日・楽天モバイル) 楽天が広島に敗れたため、勝敗は同数。16日の最終戦の結果次第で、最多を更新する9度目の交流戦V(最高勝率を含む)か、楽天の初優勝かが決まる。得失点率差(TQB)での決着となる可能性もある。 【プロ野球 始球式特集2024】 プレッシャーに押し返された。4点ビハインドから1点差まで追い上げたが、楽天は交流戦初Vを目前に足踏みが続いた。交流戦初の連敗で、今江監督は「序盤の0―4が重たくのしかかった」と受け止めた。 ルーキーの古謝は6回4失点。重圧がかかる中で左腕を振ったが、2敗目を喫した。指揮官は「そもそも(古謝は)緊張しいだし、勝ったら優勝とかいう周りの声も入ってくる。“思い切って自分の球を投げろ”と言いました」とドラフト1位左腕が優勝の重圧を感じていたことを明かした。 今季の交流戦初のカード負け越し。優勝は16日の最終戦次第と追い込まれたが、明るい材料もあった。31打席連続無安打を記録するなど開幕から不振だった浅村が、2試合連続マルチ安打。経験豊富な主砲は「だいぶ良くなってきた」と前を向いた。 優勝を競うソフトバンクが勝ち、マジックが消滅して勝率で並ばれた。最終戦を前に指揮官は「うちは(優勝を)意識したところでプレッシャーになって力を出せない。皆さんもあおらないようにお願いします」と報道陣にリクエスト。自然体で大一番に臨む。 (太田 和樹) ◆2球団の勝率が並んだ場合の順位決定方法 〈1〉勝ち数 〈2〉直接対戦成績 〈3〉得失点率差(TQB) 〈4〉自責点率差 〈5〉チーム打率 〈6〉23年交流戦の上位
報知新聞社