「クスリのアオキ」にスーパー事業譲渡へ モリヤなど展開の本間物産、伏見屋を含む4社の東北36店舗対象
東北でスーパー計36店舗を運営する伏見屋(秋田県仙北市)と本間物産(山形県遊佐町)など4社は5日、全国でドラッグストアを展開するクスリのアオキ(石川県白山市)にスーパーマーケット事業を譲渡すると発表した。 4社とアオキの親会社クスリのアオキホールディングス(HD)が同日、事業譲渡契約を結んだ。譲渡日は来年2月28日。4社は他にトップマート(千葉市)とLogiplanning仙台(仙台市)。スーパー事業に携わる従業員はアオキが継続雇用する。 伏見屋と本間物産は宮城県などで「フレッシュフードモリヤ」「スーパービッグ」「サン・マルシェ」「マルホンカウボーイ」などのスーパーを運営する。4社を合わせると、東北と関東で計46店舗になる。 アオキHDによると、食品スーパーの新鮮食材と、ドラッグストアの日用品や健康・美容商品の品ぞろえに、調剤薬局を組み合わせた新たな店舗展開が可能になると判断した。4社の前期決算の売上高は計412億6100万円。 46店舗は譲渡日まで通常営業する。今後、店舗の改装計画を策定し、譲渡後にリニューアルを進める。クスリのアオキは東北では岩手、宮城、山形、福島4県に店舗があり、今回の事業譲渡で秋田県に初進出し、勢力が大幅に拡大する。
河北新報