FC東京・安斎颯馬、「敵になったら嫌な監督」も町田・黒田監督に恩返し弾誓う 青森山田高時代の恩師
FC東京のFW安斎颯馬(22)は、9日に行われるJ1リーグ第36節の敵地・町田戦(国立)で青森山田高時代の恩師・黒田剛監督(54)と初対戦する。前回対戦は1試合前の東京ダービーでレッドカードをもらい出場停止となっていため、今回が初めてピッチ上での再会となる。 その一戦を前に「個人的にも東京としても、ヴェルディと同じくらい負けちゃいけない相手だと思っている」と、気合も十分だ。 18年から3年間を過ごした青森で、サッカー部のスローガンでもある「百戦百打一瞬の心」を胸に刻み、勝者のメンタリティーを鍛え上げた。 「勝利は細部に宿る。1メートル詰めているかどうかで、ゴールになるかならないか。守れるかどうかに関わってくる。一瞬の隙で勝負は決まる。隙を与えず、一発で仕留めることを教わった。それは今も大事にしている」 相手ベンチに座る黒田監督の前で、安斎は「敵になったら嫌な監督。ただ、そうした気持ちの部分でも負けちゃいけない。そういう思いをピッチでぶつけたい」と言い、恩返し弾を狙う。
中日スポーツ