「馬鹿げてる。これはおかしい」大谷翔平の激レア人形を巡る“転売騒動” 80万円超えの売却に米識者が愕然「誰が買うんだ」
文字通りプレミアムな一品の価値は凄まじいものとなった。現地時間5月16日、本拠地でのレッズ戦でドジャースは、観戦に訪れた先着4万人に大谷翔平のボブルヘッド(首振り人形)を配布。瞬く間に大きな反響を呼んだ。 【動画】少年ファンは思わず口をあんぐり 大谷翔平の粋なサプライズシーンをチェック 現球界で唯一無二と称される二刀流スターの人気っぷりを物語る企画となった。米ネットオークションサイト『eBay』では試合開始前から激レアとなった“大谷人形”の大手オークションサイトには出品が相次ぐ異例の事態に発展。とりわけ4万体のうち限定1700体となったビジターユニホームの限定品は高額取引が行われ、5300ドル(約82万1500円)という値が付くものも確認された。 開門前から長蛇の列を生み出し、争奪戦ともなった。この異様とも言える状況には、米国内でも驚きと嘆きの声が上がっている。 元米スポーツ専門局『ESPN』の記者で、ジャーナリストのリッチ・アイゼン氏がホストを務めるポッドキャスト番組『The Rich Eisen Show』において、スポーツキャスターのスージー・シャスターさんは、愛息子の友人が観戦に訪れるもボブルヘッド人形を手にできなかったとしたうえで、「“ボブルヘッドレス”になった子どもは少なくなかったと思う。みんなのために“ショウヘイ”が必要」と指摘。チケット購入者全員分にプレゼントを用意しなかった球団の決定を嘆く。 そして、スージーさんは、『eBay』での高額取引の情報を知るや、「オーマイガー!」と愕然。「馬鹿げてる。これはおかしいわよ。ドジャースは知っているの?」と投げかけると、アイゼン氏も「5000ドルはどうかしてるな。図々しいにもほどがある。一体誰がこの値段でオオタニの人形を買うんだ」と猛批判を展開した。 意図せずグラウンド外で“問題”が起きてしまう。これも大谷の人気ぶりを物語る一例かもしれない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]