サッカー=フィオレンティナMFが除細動器装着手術、試合中に倒れる
[10日 ロイター] - サッカーのイタリア・セリエAのフィオレンティナは10日、先日試合中に倒れたMFエドアルド・ボーベ(22)について、取り外し可能な除細動器を埋め込む手術が成功したと発表した。 ボーベは1日に行われたインテルとのリーグ戦でピッチ上で倒れ、病院へ搬送された。今回の手術が退院に向けた医療プロトコルの一部であり、フィオレンティナは声明で「エドアルドは数分前にクラブに連絡をくれ、本人の口から元気であること、数日後に退院予定だが、その前にいくつかの手順を踏む必要があることを伝えてくれた」と発表している。 心臓のリズムを正常に戻すための衝撃を与えることで、致命的な心停止を防ぐことができるペースメーカーの一種に植え込み型除細動器(ICD)があるが、セリエAでは装着が許可されていない。ボーベは今後、検査結果が全て明らかになった上で除細動器を外すかどうか選択することになる。 2021年の欧州選手権で試合中に倒れたデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンはICD装着手術を受けた後、インテルでのプレーを続けることができず、契約解除の末にブレントフォード(イングランド)へ移った。